米国のブッシュ前大統領は最近出版された回顧録の中で「9・11」事件発生前後の対応や心境の変化などについて明らかにしている。英国「デイリー・テレグラフ」が伝えた。
期待を集めていたブッシュ前大統領の回顧録の一部が先ごろウェブサイトに漏出。ブッシュ前大統領はこの「非常に個性的な」回想録について、米国の有名なトーク番組司会・オプラ・ウィンフリーのインタビューを受けている。
同書の中でブッシュ前大統領は、テロリストがペンシルバニア州でユナイテッド航空93便をハイジャックして最終的には墜落したのは、当初自らが命令を下した後に撃墜されたのだと考えていたと明らかにした。実際には、同便の乗客と乗組員がハイジャック犯を制圧しようと行動を起こすことを決定したため、同便はテロリストの計画どおりにワシントンに到着することはなかった。
回顧録は9日に発売される。ブッシュ前首相の特別な身分から、この本は大きな注目を集めている。
「人民網日本語版」2010年11月5日