露大統領の感謝の書簡が日本の「助け船」に?

露大統領の感謝の書簡が日本の「助け船」に?。 もし日本人が望めば、今回の日露衝突は「軟着陸」できるだろう。アナリストはこう分析する。「もし日本人が賢いなら、さっさとこの機会を借りて結末をつけたほうがいい。もし日本人がまだ強硬な姿勢を示したいなら、ロシア人はこの強硬さは怖くない。でないと日本人はまたやめるにやめられなくなるという苦しい立場に立たされるだろう」…

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発信時間: 2010-11-08 16:49:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ロシアの外交は時に、モスクワの天気のようにどう変わるか見通しがつかず、誰も予測ができない。

ロシアのメドベージェフ大統領が、南千島群島(日本名は北方四島)の南端にある国後島を訪問し、ツイッターでこの島の美しい景色を賞賛したことも同じで、日本人が大いに腹を立てているのにも関わらずロシア人は異常に落ち着いてた様子で、何も発生しなかったかのようである。

そして日本人がいかにしてロシア大統領の「不当な挑発」に対応するかで知恵を絞っている時に、ロシアは対日政策を急転換した。モスクワ時間4日午後2時40分、メドベージェフ大統領は意表をつく形で、13日から横浜で開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議への招待を感謝するという書簡を菅首相に送り、会議では積極的に討論に参加すると強調した。こうした行為は人々を困惑させている。

メドベージェフ大統領が1日に国後島を訪問してから日本は3日、「対露攻略」を協議するためにロシア駐在の日本国大使を一時帰国させた。しかし2日後にメドベージェフ大統領はいきなり菅直人首相に書簡を送付。これはロシアから日本へ向けた微笑の好意のようであり、「今回のゲームはここまで。遊びはもう終わりだ」と言っているかのようだ。

様々な兆しから、今回の領土問題による日露の争いは、「いきなりやって来て、すぐに帰ってしまった」という可能性が高い。ロシア人は大統領の国後島訪問を通じて、世界に南千島群島への実際的な支配の事実を示しようとしている。それに対して日本人は、この問題では改めて無力であり、ロシアに対して何の手の打ちようもないということが露見した。

もし日本人が望めば、今回の日露衝突は「軟着陸」できるだろう。アナリストはこう分析する。「もし日本人が賢いなら、さっさとこの機会を借りて結末をつけたほうがいい。もし日本人がまだ強硬な姿勢を示したいなら、ロシア人はこの強硬さは怖くない。でないと日本人はまたやめるにやめられなくなるという苦しい立場に立たされるだろう」

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月8日

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