習近平国家副主席は8日午後、北京の人民大会堂で、スウェーデンのカール16世グスタフ国王および随行したスウェーデン王室技術アカデミーの代表団と面会した。
習副主席は、グスタフ国王の2度目の訪中を歓迎し、両国関係の発展に対するスウェーデン王室の努力に感謝を述べた。副主席は両国関係について「スウェーデンは西側諸国のうち、最も早く中国と国交を樹立し、両国民の間には長い友好交流の歴史がある。現在も両国関係は着実に発展している」と評価。今年が国交樹立60周年に当たることに触れ、この大きな節目を契機に、両国の友好協力を一層推し進めたい、との意向を示した。
習副主席はまた、科学技術の進歩と革新を経済成長パターンの転換における重要な柱として、「科学・教育立国」と「人材強国」の2つの戦略を実施し、自主イノベーション能力の強化に努めることで、イノベーション型国家の建設を急ぐ、との方針を表明。中国のイノベーションは中国人民のみならず、世界の持続可能な発展にもつながる、と強調した。最後に習副主席は、両国の技術アカデミーに対し、科学技術の分野で国際協力を強化し、それぞれの強みを活かすことにより、両国の経済・社会の発展に貢献してほしい、と期待を寄せた。
「人民網日本語版」2010年11月10日