胡錦涛国家主席は16日午後、チリのピニェラ大統領と人民大会堂で会談した。
胡主席は「中国とチリの関係発展が両国民の根本的利益に合致し、両国の共同発展の促進にも寄与することは事実が証明している」と指摘。両国の包括的協力パートナーシップを新たな段階へ押し上げるため、チリ側と共に以下の4点に取り組む意向を表明した。
(1)政治関係を深め、相互信頼を強化する。ハイレベルおよび各レベルの通常の交流を継続したい。双方は既存の協力枠組みの役割を十分に発揮し、共通関心事についてタイムリーに意見交換し、共通認識を拡大すべきだ。
(2)実務協力を推進し、互恵協力を図る。双方は平等・互恵・ウィンウィンの原則に基づき、2国間貿易や双方向投資を拡大し、農業・科学技術・鉱物資源開発・軽工業・家電・機械電力設備分野の協力を推進し、両国の経済貿易協力の多元化を促すべきだ。
(3)人・文化交流を拡大し、相互理解を強化する。文化・教育・スポーツ・観光分野で中国側との協力を強化したい。地方、民間団体、学術界、メディアの交流拡大を支持する。
(4)多国間協力を強化し、共同発展を促進する。双方は国際・地域組織における協調や協力を緊密化し、重大な問題について意思疎通を強化する必要がある。
「人民網日本語版」2010年11月17日