レセプションで挨拶に立つ許司令官
許其亮・空軍司令官(中央軍事委員会委員)は17日、中国人民解放軍空軍が開いた珠海航展レセプションで「空と宇宙が人類文明の進歩により良く資するようにすべきだ」と述べた。
許司令官は「21世紀は情報化時代であり、航空・宇宙技術の大発展の世紀でもある。空軍は創設以来、世界の先端科学技術の使用者、空と宇宙に対する人類の夢の実践者、さらに人類の平和と発展の守護者だ」と述べた。
また「世界の大調整・大変革・大発展、新興国の集団的台頭という歴史的に重要な時期に、安全保障環境上の日増しに深刻化する試練、非従来型の安全保障の日増しに深刻化する情勢を前に、空軍は国家の安全、地域の安定、世界の平和を守る戦略的パワーとして、全局面を左右する立場と役割にあり、非常に重大な責任と義務を負っている」と指摘した。
許司令官はさらに「われわれはこれに適応した安全保障理念を確立すべきだ。利益を共有し、安全で調和ある空と宇宙の安全保障環境および仕組みを築き、衝突や戦争を共同で防止し、空と宇宙が人類文明の進歩により良く資するようにすべきだ。各国空軍間の交流や相互信頼をさらに推進し、交流の中で相互信頼を築き、相互信頼の中で協力を深め、協力を通じて相互安全保障を実現すべきだ。空軍の担う平和の使命を履行し、テロ、分離独立主義、宗教過激派勢力、および甚大な自然災害などによる非従来型の安全保障上の脅威に共同で対処すべきだ」と述べた。
「人民網日本語版」2010年11月18日