現地時間の19日午前8時頃、中国海軍の第6陣護衛艦隊がアデン湾西口の海域で不審船舶9隻を駆逐し、14隻の商船団はすべてマンデブ海峡を無事通過した。これで220回目の護送任務を終えたことになる。
午前6時22分、第6陣護衛艦隊の護送の下、商船団は護送解除水域付近まで進んだ。その後、護衛任務を終えた編隊は商船団と別れ、商船団は引き続きマンデブ海峡方向に向かって航海を続けた。
午前8時10分、「微山湖」補給艦から洋上補給を受けようとしていた「崑崙山」艦に商船「新海浜」と「貴華」から相次いで「不審な船舶がいる」と救助を求める連絡が入った。
編隊指揮所は直ちに行動を起こし、「崑崙山」艦と「蘭州」艦が有事海域に向け全速で疾走し、「蘭州」艦の艦載ヘリコプターも直ちに有事海域に向かった。
特殊部隊を乗せたヘリコプターが商船の上空で、9隻の不審船舶が付近海域を迂回しているのを発見し、特殊部隊は直ちに信号弾や音響信号弾を打ち上げ、不審船を追い払った。
「中国国際放送局 日本語部」 2010年7月20日