韓国の合同参謀本部の韓民求(ハン・ミング)議長とアメリカ軍の統合参謀本部のマレン議長は、8日、韓国の首都ソウルで会談し、両国の戦略的同盟関係の強化を確認した。
報道によると、会談で、韓民求議長とマレン議長は、延平島(ヨンピョンド)砲撃事件をめぐって両国がいかに対応していくか、また、朝鮮によるさらなる挑発行為をいかにして阻止するかなどについて話し合った。
双方は会談後に発表したコミュニケで、「双方は延平島砲撃事件後の朝鮮半島の安全状況を検討した上で、両国の固い戦略同盟関係の重要性を再確認した。朝鮮によるさらなる挑発と戦争を食い止めるため、両国はより努力していく。韓国が主導してアメリカが支援するという『局地的な挑発への対応計画』を、まず全面的に整備する必要がある。朝鮮による挑発行為を食い止めるため、両国の対応力を向上させ、合同軍事演習を継続していく」と強調した。
韓国の連合ニュースによると、マレン議長はアメリカのオバマ大統領の特使として、8日早朝韓国入りした。韓民求議長のほか、金寛鎮(キム・グァンジン)国防相や大統領府、外交通商省の高官とも会談した。8日夜遅く帰国の途につく予定。
「中国国際放送局 日本語版」 2010年12月9日