非常に複雑かつ敏感な朝鮮半島情勢は最近緊張が続き、朝鮮、韓国双方も強硬姿勢を崩さずにいる。関係各国は調停への努力を大々的に行っている。国連安全保障理事会は19日、現在の極めて危険な朝鮮半島情勢について、非公開の緊急会合を開いた。今後、正式会合も行われる可能性がある。
■朝鮮、前回を上回る反撃を警告
韓国聯合ニュースによると、韓国軍は天候条件のみを考慮し、早くて20日にも海上射撃訓練を実施すると見られる。国防省は同日、海上射撃訓練は必ず実施するが、天候不良の場合延期もあると表明した。別の関係者も「訓練実施の考えに変わりはなく、天候条件さえ良ければ直ちに実施する。韓国は過去数十年間こうした訓練を実施してきたし、将来も実施する。今回の射撃訓練が外的要素に左右される理由はない」と述べた。
朝鮮軍は17日、延坪島沖での海上射撃訓練計画の即時撤回を韓国側に要求。「韓国がわれわれの事前警告を顧みず、執拗に射撃訓練を実施するのなら、神聖な領海を守るために第2次、第3次の『予想外の自衛反撃』を行う。反撃の強さと範囲は前回をさらに上回るものになる」と表明した。
朝鮮外務省報道官は18日、韓国をそそのかして挑発させていると米国を非難するとともに、「これによる究極の事態と結果について米側と清算する」とする談話を発表した。