ゲーツ長官訪中 中米軍事交流に正常化の見込み

ゲーツ長官訪中 中米軍事交流に正常化の見込み。 ゲーツ米国防長官が9日夜に北京入りした。新年早々のゲーツ長官の訪中は冷え込んだ中米両軍関係の改善にとってチャンスだ。一方で世論は、両軍関係改善のプラスのシグナルではあっても、両国の軍事関係は敏感かつ脆弱であり、1回の訪問に全ての問題の解決を期待することはできないと見ている…

タグ: 軍事脅威論 軍事力 武器輸出 空母

発信時間: 2011-01-10 16:15:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

相互信頼を強化、誤った判断を回避

中米両軍関係の発展において、相互信頼不足は早急に解決を要する問題であり続けている。国防部外事弁公室は以前「ゲーツ長官の今回の訪中が両軍間の相互理解・信頼の強化、両軍関係における対立や溝の適切な処理、共通の利益と協力基盤の拡大、両軍の協力水準のたゆまぬ向上、両軍関係の健全で安定した前向きな発展に寄与することを希望する」と表明した。

最近米側は中国の軍事力強化を誇張し、中国「軍事脅威論」を宣伝する一方で、たゆまずアジア太平洋地域での軍事同盟を強化し、軍事配備を調整している。人々はその戦略的意図に懸念を抱いている。アナリストは「地域と全世界の安定維持の面で、双方は接触を強化し、誤った判断を回避するか減らすべきだ。中米軍事交流とハイレベル対話は相互信頼強化に向けた重要な措置だ」と指摘する。

中国人民大学国際関係学院のパン中英教授は「ゲーツ長官の訪中は前向きな動きだ。双方が溝を狭め、相互信頼を強化する重要な契機であり、新たな1年の軍事交流と対話の良いスタートとなる」と述べた。

パン教授は「世界の大国である中米間に溝があるのは極めて正常なことだが、双方は対話とコミュニケーションを通じて、理解を深め、誤った判断を減らすことができる」と指摘。両軍交流の今後については「ハイレベル交流の再開に伴い、両国の軍事関係は改善基調を呈すだろうが、当面は米側が中国側の懸念に真摯に対応する上でどのように的確で効果的な措置を打ち出すか、どのように両軍関係の発展に対して誠意を示し、その前向きな発展を促すかを見極める必要がある」と指摘した。

「人民網日本語版」2011年1月10日

 

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