オバマ大統領は胡主席の国賓としての訪米を歓迎し、「米中関係の発展に新たな動力を注ぐもの」との考えを表明。「私の就任以来、米中関係は注目すべき進展を遂げた。両国関係の発展の規模と速度は国交樹立以来の32年間で前例のないものだ。これは双方が共に努力した結果だ。米側は対中関係を非常に重視しており、相互尊重と共通利益を基礎に両国関係の一層の発展を図ることを望んでいる」と述べた。
オバマ大統領は両国関係の一層の発展に関する胡主席の重要な意見に完全に賛同。中国側と共に努力してハイレベル接触や戦略的相互信頼を強化し、世界経済の持続可能な成長の促進、アジア太平洋と世界の繁栄の促進、大量破壊兵器の拡散防止、地球環境・気候変動対策などにおいて協力を強化する意向を表明した。また「民間交流の強化は両国民の相互理解を深める上で非常に重要だ。米側は両国の経済貿易協力の重要な進展を称賛する。力強い両国の経済貿易関係は両国民に利益をもたらす。経済貿易分野での中国側の重要な関心を真剣に受け止め、前向きな進展に向けて努力したい。米側は両国の戦略・経済対話の進展を喜んでいる。引き続きこの枠組みの役割を発揮し、両国の理解を強化し、対話によって隔たりを解決したい。21世紀の多国間問題の解決には米中両国の協力が必要だ。米側は気候変動対策において中国の発揮している重要な役割を称賛する」と述べた。
オバマ大統領はさらに「米国は中国の過去数十年間の極めて大きな発展を高く評価している。これは人類史上の素晴らしい成就だ。米中協力は双方の重大な利益に合致する。米国は中国の台頭を歓迎する。中国の平和発展は米国にとっても世界にとってもプラスだ」と表明した。