「消費力を高め、住民所得倍増計画を始動して、住民所得増加と経済成長、労働報酬増加と労働生産率向上の調和を図る」--。湖南省の徐守盛省長はこのほど、同省の第11期人民代表大会第5回会議で行なった政府活動報告で「住民所得倍増計画を始動する」考えを初めて打ち出し、省各界の注目を集めた。
徐省長は政府活動報告で、2010年度に同省のGDPが05年比2.3倍の1兆5000億元、1人当たりでは同2.2倍の2万3100元に達する見込みであることを明らかにした。過去5年間の年平均成長率は省GDPが14%、1人当たりGDPが13.3%に達する。財政総収入は同2.5倍の1862億9000万元だ。
徐省長は「省経済はかつてない急成長を遂げたが、就学、就業、医療、生活、老後などの面で人々は多くの困難を抱えており、民生の保障と改善が重い課題となっている」と指摘した。
第12次五カ年計画期間、湖南省は省GDPの10%以上の成長と財政総収入の年10%以上の増加と共に、住民収入の10%増を目標に掲げている。
「人民網日本語版」2011年1月24日