中国の殲(J)20初飛行のニュースに米国は強い関心を示している。米誌「WIRED」はこのほど、米空軍は中国のステルス戦闘機J20にいかに対抗するかを真剣に検討しているが、ペンタゴンが計画している対抗策はF22の追加導入ではなく、旧式のF15のグレードアップだと伝えた。米空軍は、新技術や新戦略を使えば、高価なF22よりも旧式戦闘機のほうが新型戦闘機に反撃できると考えているらしい。
将来、F15はF22と肩を並べて戦闘に参加するが、センサを改良したF15は依然として米軍およびアジア太平洋の同盟国が最も頼りにする戦闘機となる。その秘密はこの戦闘機の「頭部」にある。ステルス性のあるF22に比べ、F15は機首が大きく、探知能力のより高い大型レーダーに改装しやすい。レーダーが大きいほど、J20を探知しやすくなる。また、F15はF22よりも多くの燃料とミサイルを積むことが可能だ。
昨年12月、APG-63(V)3を改造したF15戦闘機が密かに日本の沖縄に進駐した。2013年までに沖縄には同戦闘機54機が導入され、12~18機のF22と共に任務にあたるものと思われる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月31日