新年早々、朝韓双方は各種のチャンネルを通じてしきりに善意を伝え始めた。朝鮮労働党機関紙、軍機関紙、金日成社会主義青年同盟機関紙は新年共同社説で南北双方に対し、民族の利益を最優先し、対立状態を速やかに解き、対話の雰囲気を醸成し、自由な交流を保障し、実務協力を進めるよう呼びかけた。これに続き朝鮮政府、朝鮮労働党、社会団体も共同声明を発表。祖国平和統一委員会などのチャンネルを通じて対話を提案し続けた。韓国の李明博大統領は新年をはさみ2回談話を発表し、「平和の道はまだ遮断されておらず、対話の扉は依然開かれている。南北対話を通じた平和実現に努力する」と強調した。平和の風が朝鮮半島の南北に吹き渡り、後は各方面の接触の機を待つばかりである。
南北関係に新たな変化と転機が見込まれるに伴い、6カ国協議再開への国際社会の期待も高まり、各国が共に前向きなメッセージを発し始めている。朝鮮側は「朝鮮半島の非核化実現という決意と立場に変わりはない」と強調。李明博大統領は「6カ国協議を通じて朝鮮半島の非核化を実現しなければならない」と表明。米国のボズワース朝鮮担当特別代表は頻繁に各国を訪問。ロシアのラブロフ外相は6カ国協議の無条件再開を訴えている。6カ国協議再開の時機と環境はまさに熟しつつある。我々は関係各国が機会を捉え、向き合って前進し、積極的な接触と対話を行ないさえすれば、早期に平和交渉のプロセスを活性化し、6カ国協議という船の帆を揚げて再出航し、希望を満載して平和の岸へと向かうことができると信じている。
「人民網日本語版」2011年2月1日