日本の防衛省防衛研究所が1月26日発表した報告によると、中国空軍の軍事力拡大がアジア地域全体の空軍軍拡を招いており、中国空軍の軍事力は楽観的或いは悲観的にみても、2015年までに日本の自衛隊や日韓の米軍事力を上回り、さらには冷戦時代のソビエトの日本に対する軍事力を大きく上回るだろう。
中国は2005年に早期警戒管制機(AWACS)を導入、これにより中国空軍の東アジアにおける優位性が確保され、年々他国との差を広げている。中国の空軍軍事力の急成長と高度経済成長には非常に大きな関係がある。世界経済が低迷していた2010年、中国政府が発表した国防費にも減少がみられたが、増加率で計算してみると2020年までの中国空軍の軍事力拡大ペースは現在の2倍以上に達する。いずれにしろ、中国空軍の軍事力拡大のペースはアジアで非常に目立っている。2015年までに中国空軍の軍事力は楽観的或いは悲観的にみても、日本の自衛隊や日韓の米軍事力を上回り、さらには冷戦時代のソビエトの日本に対する軍事力を大きく上回るだろう。
報告はまた、韓国空軍の軍事力は中国には及ばないものの、速いペースで拡大していると図表を使って説明した。韓国を主な敵とみなしている朝鮮の空軍軍事力も基数を維持したまま横向きに発展するものとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月22日