翻訳市場の整備と法律の制定を 全国政協委員・黄友義

翻訳市場の整備と法律の制定を 全国政協委員・黄友義。 「文化体制」の改革にはどんな課題が残っているだろうか。中国の「文化力」はいつ「経済力」に追いつくだろうか。これらの問題を受けて、チャイナネットの記者は全国政協委員・中国外文局副局長・国際翻訳家連盟の黄友義副主席にインタビューを行った…

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発信時間: 2011-03-05 14:00:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

黄友义

 

「第11次5カ年計画(2006~2010年)」期間中、中国「文化体制」の大々的な改革が行われ、大きな発展を遂げ、文化事業と文化産業の繁栄は黄金時代に突入した。2011年、中央の各部門は、「第12次5カ年計画(2011~2015年)」期間中に文化産業の発展をより一層促進し、中国文化のソフトパワーと世界での競争力を増強していくと発表した。「文化体制」の改革にはどんな課題が残っているだろうか。中国の「文化力」はいつ「経済力」に追いつくだろうか。これらの問題を受けて、チャイナネットの記者は全国政協委員・中国外文局副局長・国際翻訳家連盟の黄友義副主席にインタビューを行った。

記者:「文化体制」改革には主にどんな課題が残されているのか。中国の文化関連企業はどのような取り組みをする必要があるだろうか。

黄友義:外文局を例にあげると、既に7社の出版社と1社の書籍出版会社が企業の体制改革を行っている。これらの企業が順調に体制を転換できたのは、事前にしっかり、必要な条件を整えていたからである。何年にもわたって市場での競争を乗り越え、読者のニーズに合わせた書籍を出版することに努めてきた。体制改革は主に従来の管理体制を変えることにあるが、それにより出版社は多くの束縛から解放され、より自由に発展を続けていくことができる。しかし、新たな問題もある。例えば、中国の対外メディアはどのように改革を行えばよいだろうか。今はどこを探しても、参考となるようなモデルはないが、試行錯誤を繰り返しながら見つけ出そうとしているところだ。実は、これは世界に共通する問題でもある。アメリカを含む多くの国の対外宣伝を行うメディアも皆一様に、国の資金援助に頼っている。今後、どのように改革を進めていくかはまだ手探り状態なのだ。

 

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