翻訳市場の整備と法律の制定を 全国政協委員・黄友義

翻訳市場の整備と法律の制定を 全国政協委員・黄友義。 「文化体制」の改革にはどんな課題が残っているだろうか。中国の「文化力」はいつ「経済力」に追いつくだろうか。これらの問題を受けて、チャイナネットの記者は全国政協委員・中国外文局副局長・国際翻訳家連盟の黄友義副主席にインタビューを行った…

タグ: 翻訳市場 黄友義

発信時間: 2011-03-05 14:00:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

記者:中国のイメージPR、中国映画、中国版権の輸出などの一連の活動は、中国文化が世界に向けて発信されていることを示している。中国文化は今後、様々な文化・経済・政治的障害を乗り越えて、世界でより大きな飛躍を遂げる事ができると思うか。

黄友義:中国はもっと身近なところから少しずつ進めていく必要があると思う。中国はどんなことにも動じないと、世界に知らしめるべきなのだ。もっと個人レベルでの情報の発信は効果的だと思う。中国と海外の文化には大きな違いがあるため、個人のストーリーの方が、抽象的なイメージよりも受け入れられやすいはずだ。例えば、以前アメリカの友人が手紙で私に、「私たちは中国製のものをいつも使っているのに、中国は私たちの商品をちっとも輸入しない」と言っていた。私はこうやって返事を返した。「朝起きると、まず私はColgateの歯磨き粉を使い、朝食にはオーストラリア産のオートミールを食べる。ビュイックを運転して出勤し、外文局のオフィスビルに入ると同僚がCoachのバックを持っているのを見かける。」中国の消費者たちはとっくに世界各国の商品を使っており、中国ブランドのもののほうが少ないほどだと、彼に教えたのだ。個人的な立場でお互いを理解し合えば、中国人とアメリカ人には共通する考え方も多いことが分る。みんな良い学校に行って、良い仕事に就きたいと思っているし、いい家に住み、いい暮らしがしたいと思っている。求めている事は世界共通なのだ。私は海外での生活が長いが、海外の若者たちは会社が終わると良くバーに飲みに行く。中国の若者はどうだろうか。彼らは仕事が終わった後、何をしているのか。ご飯?ショッピング?飲み会?もしかすると、海外よりも多様性に富んでいるかもしれない。つまり、このように話せば、外国の人々は中国の本当の姿をもっと客観的に見ることができるのではないだろうか。自分の考えた結論を教えるのではなく、ただ事実だけを彼らに話し、あとの判断は彼ら自身に委ねればいいのだ。

 

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