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米韓は2月28日から3月10日までの間、「キー・リゾルブ」と名づけられた合同軍事演習を実施する。その開始同日、日米でも横須賀基地において軍事演習が行われた。また、米韓は4月30日にも演習「フォール・イーグル」を行う予定で、参加者は21万人以上になると見られている。これら3つの演習にはどのような特徴があるのか、この点について海軍の尹卓少将を取材した。
米日、米韓軍事演習の異なる目的
尹卓少将:現在行われている米韓と米日軍事演習は、その性質が異なるものである。米韓演習は2種類の定期演習で、一つが「キー・リゾルブ」、1950年の朝鮮戦争の全過程を再現した作戦案が背景となっている。もう一つの「フォール・イーグル」は、北朝鮮国内の事件、例えば大規模な自然災害による混乱や政治問題による動乱等6つの場面を設定し、米韓が北朝鮮入りして干渉を行い、そのまま侵入するという訓練である。一方、米日演習は特別演習で、主に日米海軍の弾道ミサイル防御システムやその迎撃能力、特に常に確認が必要な連動性のチェックがその内容である。ここから、米日と米韓演習ではその性質が全く異なることが分かる。
米国:軍事演習で米日韓軍事同盟を強化