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香港『文匯報』7日の報道によれば、悪天候のため一日遅れたが、先日、米軍x-37b軌道試験2号機(otv-2)が、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられたという。
米軍は今回X-37Bの任務詳細を明かさず、ただ米軍偵察衛星技術及びナビゲーションやコントロールシステムの信頼性などのテストで、初回飛行テストの経験を生かすためのものと発表するに止まった。
X-37Bはボーイング社が研究開発したもので、1号機は225日間に渡る軌道飛行を実現した。情報によれば、X-37B打ち上げ後、全ての動作は「自動運転」となり、地上からの操作は必要ないという。
米軍は「宇宙配備兵器システム」を利用して実戦的攻撃能力を段階的に確立し、核抑止力への依存を低減する構えであるとの見方もある。これは、他国との「天空制覇」戦勃発の引き金にもなりかねず、「宇宙の平和的利用」は虚しいスローガンと化してしまうことになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月9日