中国が西蔵(チベット)に有している5つの空港は実際は軍事用航空基地として建設されたとインドはみている。中国の“フルタイム”軍用機のチベットへの配備が進んでいる。チベットは高原地帯で空気が薄いため、こうした状況はインドの想定外だった。米情報サイトが伝えた。
それだけでなく、この1年の間に、中国空軍のジェット式戦闘機「殲(J)-11」もチベットに初めて姿を現し、訓練を実施。J-11は最も近代化された国産戦闘機だ。人民解放軍は1990年代からJ-11を導入し始め、すでに200機以上建造してきた。この戦闘機は中国海軍航空兵部隊など最近益々意外な場所に出現するようになっている。長年、旧式のJ-7(ロシア製MiG -21戦闘機のクローン版)がチベットの主要空港で臨時任務を頻繁に行う以外に、中国空軍がチベットに戦闘機を永久配備することはなかったが、今では一部のJ-7がチベットに常駐している。