外交部の定例会見で29日午後、姜瑜報道官がリビア情勢について質問に答えた。
----リビア情勢について
中国は一貫して、国際関係における武力行使に賛成せず、対話や交渉など平和的方法による紛争や対立の解決を訴えている。国際社会が共に努力し、早急に関係各方面を促して停戦を実現させ、暴力的衝突の激化による一層の人道的危機を回避することを希望する。政治的・外交的手段によってリビア危機を解決し、リビア情勢の緊張緩和を促すことを希望する。
----中国は国連安保理決議1973の採択に反対しなかった。多国籍部隊によるリビア空爆を批判する現在の姿勢は、これと矛盾しないのか?
安保理での議論の過程や投票後の中国側の説明をしっかりと追えば、この問題において中国が建設的な役割を発揮したことに難なく気づくだろう。
アラブ諸国とアフリカ連合の懸念や立場、そしてリビアの特殊な現状を考慮し、中国や関係国は決議に共に棄権票を投じた。われわれは国際関係における武力行使に反対し、決議の一部内容については厳しく保留している。
「人民網日本語版」2011年3月30日