潘基文国連事務総長は6日午前、ニューヨークの国連本部を訪れ、殉職した国連職人の追悼献花儀式に参加した。
国連報道センターによると、潘事務総長は5日、国連職員全員に書面で、ハイチ、コートジボワール、アフガニスタン、コンゴなどで殉職した40名ほどの国連職員及び平和維持部隊隊員に深い哀悼の意を示すと伝えた。
3月30日、ハイチの首都ポルトープランスでパトロールをしていた際に、国連から派遣されたヨルダン国籍の平和維持警察が殺害された。3月31日には、コートジボワール最大都市のアビジャンで発生した戦闘でスウェーデン国籍の情報分析官が命を落とした。他にも4月1日にアフガニスタン北部のマザリシャリフでデモ参加者が国連施設を襲撃した際に7人の職員が死亡した(スウェーデン、ルーマニア、ノルウェー国籍の国連職員3人とネパールの警備員4人)。そして、4月4日、コンゴの首都キンシャサの空港に国連機が墜落した事故では、32人が死亡。同日、墜落機には33人が乗り組み、乗員4人、乗客29人、うち5人が非政府組織(NGO)で残りは全て国連職員だったと見られる。
潘事務総長は、死者のうち事故や災害で亡くなった者もいれば、殺害された者もいる。国際機関として、国連が危険な状況の中で負わなければいけない責任は、益々重いものになっている。現在、潘事務総長はすでに国連職員個人の安全対策に関して検討するよう求めている。
同日、世界各地の国連関連機関は殉職した職員を悼み、半旗を掲げた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月7日