「蒼天の刀」と称される「殲11」戦闘機
ロシア軍事ニュースサイト4月8日の報道によると、ロシア戦略・技術分析センターのマキエンカ副主任は「コムソモールプラウダ(共産党青年団真理報)」の取材に応え、「ロシアの武器輸出規模は年々拡大しているが、状況は芳しくない。国外市場の競争は日増しに激しくなり、ロシアが独占していた中東や北アフリカ、ラテンアメリカの武器市場は近い将来、中国がリードすることになるだろう」と述べた。
マキエンカ氏は、ロシアの武器輸出規模は年平均80~90億米ドルに達し、2000年から3倍近く増加している。
しかし、マキエンカ氏によると、ロシアは本来、世界第二の武器輸出大国ではなく、イギリスの武器輸出額は80億ポンド、約120~130億米ドルに相当し、フランスの輸出額もロシアを超えている。イスラエル、中国の輸出規模も無視できない。ロシアの武器輸出の主力商品は、Su-27(スホーイ27)戦闘機、Su-30戦闘機の各型で、1999年以来、8カ国に向け、450機以上販売している。また、戦闘機関連の航空ミサイル、爆弾、飛行場設備も輸出している。