タイ軍とカンボジア軍は22日と23日早朝、国境付近で2回にわたって交戦し、少なくとも兵士7人が死亡、多くの兵士が負傷した。
22日朝6時、衝突が起こった。カンボジア国防省報道官は、「タイ軍がカンボジアに進入し、発砲した。交戦でカンボジア軍兵士3人が死亡、数人が負傷した」と説明した。一方、タイ政府はカンボジアへの進入を否定した。タイ陸軍側は、「カンボジア軍が停戦合意に違反し、先に発砲した」と主張し、兵士4人が死亡し、8人が負傷したと述べた。
23日朝6時、両国軍が同じ地区で交戦し、ロケット弾などの武器を使用した。
今回の衝突について、中国外務省の洪磊報道官は22日、「両国はASEAN・東南アジア諸国連盟の加盟国であり、中国の隣国でもある。中国は、双方が冷静さを保ち、話し合いで問題を解決することを望んでいる」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」より2011年4月24日