中国の胡錦涛国家主席が14日に第3回BRICS首脳会議で行った重要演説に国際世論は強く反響し、「中国政府の国際情勢に対する深い認識と世界の平和?安定を促そうとの良き意向の反映だ」との認識を示している。
あるブラジル紙は16日付の記事で「先日のBRICS首脳会議によって『調和』『科学的発展』という理念が世界に伝えられつつあることが明確に示された」と指摘した。
ある米紙は15日付の記事で「BRICS首脳会議は世界のよりバランスある発展を促し、その影響力はグローバルな範囲に及ぶ。国際社会における途上国の地位はさらに押し上げられるだろう」と指摘した。
米紙「ウォールストリート?ジャーナル」は「BRICS首脳会議はBRICSの影響力を拡大する効果的な場であり、BRICS間の互恵協力と途上国の経済水準の向上に積極的な役割を果たす。この若い組織は国際社会での発言権を高めていくだろう」と指摘した。
シンガポール紙「聯合早報」電子版は「胡錦濤主席は14日に三亜市で『中国は世界各国が中国の発展に参与し、そのチャンスを分かち合い、世界各国の人々と共に繁栄を享受することを歓迎する』と表明した」と指摘。さらに目立つ位置に『海南島は今週フォーラムの島に』と題する博鰲(ボアオ)発の記事を掲載し、「BRICSは世界経済への牽引力と影響力を拡大し続けている。中国は国際金融システム、通貨政策、大口商品価格の変動などの問題について他の新興市場国と共通認識を形成し、国際機関や金融の問題で発言権を強化する」と報じた。