韓国聯合ニュースは19日、韓国政府は日本との衝突に備え、2018年から「独島」(日本名・竹島)に近い郁陵島(ウルルンド)に最新式のFFX型護衛艦を配備することを検討していると伝えた。
郁陵島の港湾拡張工事終了後に、FFX型護衛艦の配備を進めるものとみられる。韓国政府の関係者は、日本が「独島」の主権を主張する中、郁陵島と独島付近の海域が危険にさらされる可能性があるため、郁陵島への軍艦配備が必要だと説明。「FFX型護衛艦は主に東中国海、西中国海、南中国海のパトロールと護衛任務を行っており、必要な時には警戒艦や機動部隊を守る役目を果たす」という。
報道によると、韓国の現代重工工業がFFX型護衛艦の建造を担当しており、1号艦は2012年に導入、すべての戦艦が2018年に完成するという。
韓国海軍がFFX型護衛艦を「独島」から49海里しか離れていない郁陵島に長期的に配備した場合、「独島」はFFX型護衛艦の長期監視範囲に入ることになる。同艦の排水量はそれほど大きくはないが、機動性に富み、航速が速く、艦砲や対艦ミサイル、対空ミサイルなどの兵器を装備し、ある程度の制海・制空能力のほか、日本海上保安庁の巡視船を上回る火力を備えている。将来、FFX型護衛艦が日本の巡視船と対立した場合、韓国海軍の底力をより発揮することができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月26日