韓国は最近、日本海改名の動きを続けている。韓国政府は4月末に朝鮮側に「東海正名」協力に関する学術会議の開催(5月中旬、朝鮮・開城)を呼びかけたことに続き、5月1日には再び国連下部組織の国際水路機関(IHO)に現在の日本海呼称を東海と日本海の併記に改める意見書を提出したことを発表し、「東海正名」に対する国際社会の関心を高めようとしている。人民日報傘下の国際情報紙「環球時報」が伝えた。
韓国紙「朝鮮日報」は2日付で「韓国政府はIHO総会を前に、海域呼称問題担当の実務グループに『東海・日本海併記』の意見書を提出した。IHOの実務グループは東海を含む海域呼称について2日までに専門家の意見を募り、これを基に勧告案をまとめる」と報じた。
韓国紙「東亜日報」は2日付で「2012年に開催されるIHO総会で『世界海図』の4回目の改訂が行なわれる。韓国政府はこれを機に『東海・日本海併記』という目標の実現を望んでいる。IHOが韓国政府の意見を受け入れた場合、世界の主要国・国際組織は製図の際この原則に従うことになる」と指摘。韓国政府「高官」の話として「1953年のIHO世界海図3版では東海が日本海と表記されている。韓国政府は名を正すため、1991年の国連加盟以降、異議を申し立て続けてきた。07年のIHO総会でも『東海・日本海併記』を主張した」と伝えた。
韓国聯合ニュースは韓国政府の最終目標は日本海から東海への完全な改名であり、現段階で「東海・日本海併記」を提唱しているのは、実質的な外交成果を段階的に獲得する戦略だと指摘している。
「人民網日本語版」2011年5月4日