温家宝総理(中共中央政治局常務委員)は7日から9日にかけて四川大地震の被災地の復興状況を視察。9日午後に都江堰市で会議を召集し、重要な談話を発表した。
温総理は「四川大地震後の復興事業は決定的な勝利を収めた。『各世帯に住宅と仕事を提供、全住民を保障、施設改良、経済発展、環境改善』の復興目標をほぼ実現し、被災地には天地を覆すような変化が生じた。復興事業の巨大な成果によって、社会主義制度の優越性が存分に体現され、『一方が困れば、八方が支援する』との優れた伝統が集中的に示され、中華民族の団結力と求心力が改めて顕示された」と強調した。
温総理は四川省、陝西省、甘粛省の復興事業と各支援担当省(直轄市)による支援事業を十分に評価。「復興の主要任務はすでに完了した。被災者の住環境は著しく改善し、公共サービス・施設水準は大幅に高まり、インフラ機能は著しく向上し、産業発展は再生的飛躍を成し遂げた。被災地の経済・社会発展と大衆の基本的な生産・生活条件は被災前の水準を上回り、大きな飛躍を成し遂げた」と指摘した。
温総理はまた「復興の成果をさらに打ち固め、発展させ、被災地の内生的発展力の強化を加速し、被災者の現実的な困難と長期的な生計の問題をしっかりと解決し、災害対策能力を踏み込んで強化し、自ら奮起して素晴らしい新郷里をしっかりと建設しなければならない」と強調した。
「人民網日本語版」2011年5月10日