今月初め、米海軍特殊部隊のビンラディン殺害作戦に使われヘリコプターが故障し、突撃隊はこのヘリを爆破した。航空軍事専門家が航空機の残骸写真を確認したところ、この航空機が改良されたステルスヘリであることがわかった。
米政府はパキスタンに同機の残骸返還を要求したというが、パキスタンの政府関係者は米テレビ局の取材に対し、この残骸の研究に興味があると答えたという。
元ホワイトハウスの対テロ専門家のリチャード・クラーク氏は、パキスタンは残骸から発見した新技術を中国へのプレゼントにする可能性が高いと指摘。米政府関係者は、パキスタンがすでに中国にこの航空機の残骸を見せたかはわからないが、中国がまだ見ていなければ驚きだと話している。パキスタンの軍事当局は中国への米機残骸提供を断固として否定している。
パキスタンの軍事関係者は中国に航空機の残骸を提供する気はないとし、中国から(残骸を)見たいという要請もないとした。ジョン・ケリー米上院外交委員長がまもなくパキスタンを訪問する予定だが、優先議題はヘリの問題ではないという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月11日