訪米中の中国人民解放軍の陳炳徳参謀総長は、17日、米軍統合参謀本部のマイケル・マレン議長とワシントンで会談し、二国の軍関係、世界及び地域情勢などの問題をめぐり、突っ込んだ意見交換を行った。
陳炳徳参謀総長は「健全かつ安定的で信頼できる両軍関係は、中米の相互尊重、相互利益とウィンウィンのパートナーシップを築く上で重要だ。互いに尊重し合い、相手の核心的利益に配慮し、敏感な問題や食い違いを適切に処理できてこそ、両国と両軍関係の健全かつ安定した発展を確保できる。中国はアメリカと共に努力し、両軍関係が前に向かって前進できるよう推し進めていきたい」と語った。
これに対してマレン議長は「陳炳徳将軍と訪問団のこの度の訪米は、世界に積極的なシグナルを発信した。これは両軍の信頼関係を構築する上の重要なステップだ」と語り「両軍関係の発展は双方の利益に合致しており、両軍には数多くの国際及び地域の問題においてまだ大きな協力余地がある。アメリカは中国との対話とコミュニケーションを強め、各分野における協力を積極的に展開していきたい」と語った。
双方はまた朝鮮半島の核問題、海賊取締り、テロ取締り及びサイバー安全などの問題をめぐり、突っ込んだ意見交換を行った。
「中国国際放送局 日本語版」より2011年5月19日