中国を訪問中の金正日(キム・ジョンイル)総書記が25日午前、北京に到着したと韓国紙・朝鮮日報が伝えた。今回の訪中には、朝鮮の経済や技術の専門家が多数同行している。
外国人記者が長春駅前で撮影した映像には、企業誘致を担当している張 成沢(チャン・ソンテク)氏のほか、経済通で知られる労働党中央書記局の太鐘洙(テ・ジョンス)書記や朴道春(パク・ドチュン)氏の姿が映っていた。太鐘洙氏は咸鏡南道の党委員会責任秘書時代、2・8ビナロン連合企業所と竜城機械連合企業所を回復させた功績により、昨年9月に朝鮮労働党中央書記局書記および政治局候補委員に昇進した経済官僚。一方、朴道春氏は朝鮮の軍需産業の中心地、慈江道の党委員会責任書記を5年間務め、朝鮮で最も優秀な軍事専門家と評されている。先月開かれた最高人民会議では、朝鮮の最高権力機関である国防委員会の委員にも選出された。
さらに今回の訪中には、朝鮮科学技術政策の総責任者、科学事務を担当する中央書記局の書記、最高人民会議の議長を務める崔泰福(チェ・テボク)氏も同行している。崔氏と一緒に写っているのは、「核外交の司令官」と呼ばれる姜錫柱(カンソクチュ)副首相だ。姜氏は金総書記の訪中に過去5回同行している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月26日