李忠傑・中央党史研究室副主任
中共中央対外宣伝弁公室は9日午前、中国共産党成立90周年を記念して国内外メディア向けのブリーフィングを行った。李忠傑・中央党史研究室副主任が中国共産党90年の奮闘の歴史とその成果、および近年来の党史活動について説明した。
李氏は「中国共産党90年の歴史は1921年から1949年、1949年から1978年、1978年から現在の3つの時期または段階に分けることができる。過去90年の過程で中国共産党は2つの革命を指導し、2つの飛躍を実現した。また、この3つの時期において3つの重大事を成し遂げた。1つめの重大事は、新民主主義革命を指導して勝利し、中華人民共和国を樹立したこと。2つめの重大事は、社会主義革命と社会主義建設を指導して大きな成果を上げ、豊かな経験を蓄積したこと。3つめの重大事は、改革開放と社会主義現代化を推進したことだ。過去90年の歴史は、この3つの重大事を成し遂げたものとして簡潔に総括できる」と述べた。
また「中国共産党は自らの歴史を非常に大切にし、党史活動も非常に重視している。特に昨年、党中央は党史活動会議を招集して『党史活動の強化と改善に関する意見』を通達。新たな情勢の下での党史活動について全面的な計画を立てた」と強調した。
李氏はさらに「全国の党史研究および党史活動は2836の党史機関からなる1つのシステムだ。これは省級の32機関、副省級都市の15機関を含み、地市級や県級にもある。党史機関の職員は計1万7000人余りおり、各々の地区の党史研究任務を担っている。皆の努力によって中国共産党90年の歴史はより整った、系統立った形でまとめられた」と説明した。
「人民網日本語版」2011年6月10日