香港の鳳凰衛視(フェニックステレビ)が9日放送した番組「国際新聞」に招かれた評論家の鄭浩氏は、中国海軍が公海で実施している訓練に日本側が関心を持っていることについて、沖縄本島と宮古島の間の海域は公海で、航路となっており、どの国の商船、軍艦でも害を及ぼさなければ、この国際航路を使用する権利があるとの見方を示し、日本は中国海軍が沖縄近海を通過するのに慣れるべきだと主張した。
◆日本は中国海軍が頻繁にこの航路を利用するのに慣れるべき
国防部新聞局が発表したプレスリリースを見れば、中国海軍の艦隊が西太平洋で実施した訓練は、いかなる第三国或いは特定の目標が対象ではなく、国際法の原則に則った定期訓練であることは明らかだ。
国際法の原則といえば、先にシンガポールで開かれたアジア安全保障会議で、米国、フィリピン、インド、ベトナムなどの国防相が発言の中で、海域の通過通行権について、関連国際法を遵守し、国際法の枠組みの中で国際航路における自由な通過通航権を守るべきだとを呼びかけた。
沖縄本島と宮古島の間の海域は公海で、航路となっており、どの国の商船、軍艦でも害を及ぼさなければ、この国際航路を使用する権利がある。
そのため、今回中国海軍の艦隊が国際航路を通過したことに対する日本の敏感な反応は道理に合わない。日本は中国海軍がこの航路を通過して西太平洋で遠洋訓練を実施するのに徐々に慣れていくべきだ。日本はそれが国際航路であることを認識する必要がある。中国海軍はこの水域で、日本周辺の島嶼やその本島に軍事上の脅威をもたらす意思はないし、この海域で害を及ぼすつもりもない。日本は中国海軍がこの航路を頻繁に利用するのに慣れなければならない。
◆日本の軍当局は冷静に
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