中国と欧州連合(EU)の「第30回人権対話」が6月16、17の両日、北京市で開催された。今回の対話は率直で誠意のある踏み込んだもので、双方が相互理解を深めることで合意した。
中国とEUは対話の中で、それぞれが人権分野での進展を紹介し、国際的な協力や少数民族の権利、法によって国を治めることなどについて、踏み込んだ意見交換をした。
中国側は最近、法治国家として、国民生活を改善し、社会保障システムを整備した点や、少数民族地区の総合的で持続可能な発展を促進する新しい措置と、その成果を紹介した。また中国側は「法によって国を治める」という原則を示したうえで、司法機関が法に基づく事件処理を実施していることを強調した。さらに「平等で相互尊重の精神に基づいてこそ、人権対話が成果を収めることができる」との考えを示した。一方、EU側は加盟国の少数民族保護などの状況を紹介した。
「中国国際放送局 日本語部」より2011年6月18日