歓迎式典
胡錦涛国家主席は20日、ウクライナのヤヌコビッチ大統領とキエフで会談した。両首脳は両国関係の一層の発展や共通関心事について踏み込んで意見交換し、重要な共通認識にいたった。また、戦略的パートナーシップの構築と発展を宣言した。
胡主席は「中国は一貫して対ウクライナ関係の発展を高度に重視し、常に戦略的、長期的視点から両国関係を扱い、ウクライナをユーラシア地域における友好国、重要な協力パートナーと見ている。本日両国は戦略的パートナーシップの構築と発展を宣言し、両国関係の新たな位置づけを定めた。これは国際・地域情勢の深いレベルでの変化に基づき、両国関係の発展に着眼し、両国民の共通の願いに沿った重大な決定だ。これを契機に、ウクライナ側と共に努力して戦略的協力を強化し、両国関係に新局面を切り開くべく努力していきたい」と表明した。
ヤヌコビッチ大統領は「両国の経済・貿易協力には非常に大きな可能性がある。中国側とハイレベル交流を継続し、インフラ整備、金融、航空、農業、科学技術、エネルギー、交通分野の協力を強化したい。地方交流や人的・文化協力を開拓し、教育、スポーツ、観光、医療衛生分野の交流や人材育成に力を入れ、両国民の友情と感情を深めたい。国際・地域問題での協議や協調を強化したい。中国側と共に各分野の協力を新たな水準へ高め、戦略的パートナーシップのたゆまぬ前進を図りたい」と強調した。
「人民網日本語版」2011年6月21日