日米同盟、華やかな仮面の下には大和民族の打ち砕かれた心

日米同盟、華やかな仮面の下には大和民族の打ち砕かれた心。 実は「日米同盟」の華やかな仮面の下には、大和民族の打ち砕かれた心が隠されている。軍事・外交上は真の独立を果たせず、民族文化は接ぎ木されている。石原慎太郎はかつて日本は去勢されていると形容し、このため米国に対して「ノー」と言わねばならないとした。自民党内の「非主流派」の元老である鳩山一郎、岸信介もかつてこの点をめぐって争った…

タグ: 日米同盟 歴史 外交 中日

発信時間: 2011-07-18 16:41:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

21世紀に入ると中国の復興および中日の国力盛衰の変化に伴い、日本は巨大な心理的プレッシャーを抱えることになった。国際的要因の影響もあり、日本の対中外交戦略にはしばしば死角が生じた。日本は依然強大だが、国際的地位の相対的な低下にしばしば恐れを抱いている。先日の日米「2プラス2」で双方は「中国脅威論」について共通認識にいたった。いい加減な「価値観外交」が再び提起され、日米はいわゆる「自由と繁栄の弧」を改めて打ち出した。米日韓は中国の門前で武力を誇示し、その「抑止力」戦略を余すところなくひけらかしている。

実は「日米同盟」の華やかな仮面の下には、大和民族の打ち砕かれた心が隠されている。軍事・外交上は真の独立を果たせず、民族文化は接ぎ木されている。石原慎太郎はかつて日本は去勢されていると形容し、このため米国に対して「ノー」と言わねばならないとした。自民党内の「非主流派」の元老である鳩山一郎、岸信介もかつてこの点をめぐって争った。安倍晋三と鳩山由紀夫は伝統文化の復興、そして「対等」な日米関係という父祖の事業を継承した。中曽根康弘の「戦後の総決算」と小沢一郎の「普通の国」は、いずれも日本の「新民族主義」思潮の理論的表明である。

まさにこうした状況の下で、日本の対中外交戦略は明らかな不確定性を示しているのだ。日本は中国における経済的利益を手放したくない一方で、日米同盟を利用して軍事・安全保障分野で中国を封じ込めようとしている。日本の新旧保守派の政治家は靖国神社参拝と新しい歴史教科書によって民族意識を再建しようとしているが、歴史認識問題で隣国を怒らせる結果を招いている。領土係争では、日本は「実効支配」のカードを切ることを望んでいるが、ロシアや韓国との領土紛争の下で自分の仕掛けた罠にはまっている。「歴史的変遷」から「北方四島」と「竹島」占有の合法性を論証しようとすれば、「釣魚群島」をめぐる争いで日本は理屈が通らず言葉に窮することになる。このため「二律背反」の悪循環の中で、日本の外交戦略選択は不確定性を免れ得ない。これに内閣総理大臣の頻繁な交代が加わり、日本の内外政策は朝令暮改も驚きに値しなくなっている。

「人民網日本語版」2011年7月18日

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