23日夜に浙江省温州市で発生した高速列車追突事故の現場を訪れた温家宝総理は28日、記者会見を開き、国内外の記者の質問に答えた。
日本・共同通信社の記者: 事故によって大きな衝撃がもたらされました。中国の科学技術に対する中国国民と海外の人たちの自信をいかに回復するか、鉄道部はどういった改革が必要かお訊ねしたい。
温総理: 改革開放から30年余りの中国の発展、科学技術事業を含め大きな進歩を遂げたことはご覧の通りだ。国を繁栄させ、強大にするには科学技術力に頼り、全民族の素養を高めるしかないことを、われわれは心得ている。今回の事故の教訓を総括し、事故で亡くなった人たちに哀悼の意を寄せるなら、われわれ全国国民、全民族は気持ちを奮い起こし、一致団結し、益々勉学に、仕事に励まなければならない。特に科学技術事業において、独自の発明、独自のブランド、独自の知財権、国際競争力のある製品はそう簡単にできるものではない。科学技術事業を大いに発展させ、カギとなる技術を克服し、われわれの技術や設備の安全性、信頼性、競争力をより高めなければならない。発展と建設にしても、科学技術と教育にしても、中国の将来にわたしは強い自信を持っている。また、この目標の実現に向け、今後も奮闘していくつもりだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月28日