中国とASEANの対話関係樹立から今年で20周年を迎えた。このほど、温家宝総理とASEAN輪番議長国であるインドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領は互いに祝電を交わし、中国・ASEAN対話関係樹立20周年を祝賀した。
温総理は祝電の中で、「中国とASEANは山水で繋がり、双方の民間交流も長い歴史を持つ。今のところ、ASEANは共同体の構築に全力を尽くす一方で、中国はいくらかゆとりのある社会(中国の政策で、中国語では「小康社会」という)の構築に取り組んでいる。持続可能な発展を実現することは双方の共通の目標であり、これは中国とASEANの今後の協力に広い空間を提供している。中国はこれまでと変わらずASEANとの善隣関係を保ち、アジア太平洋地域の平和と安定、そして繁栄のために尽力する」とした。
一方、ユドヨノ大統領は「中国とASEANの友情は、古代にまで遡ることができる奥深い歴史的な基盤を持つ。中国は一貫してASEANの良い隣国であり、良い友であると信じている。双方の戦略的パートナーシップは双方の人民に幸福をもたらすだけでなく、東アジア地域及び世界の恒久的な平和と安定、そして繁栄のために貢献できる」と述べた。
「中国国際放送局 日本語版」より 2011年8月13日