日本のザ・ディプロマット誌(電子版)は29日、西太平洋問題が日増しに緊張する中、中米両国で軍事力に関する情報ごまかしがみられると伝えた。米国は中国に脅威を与える非常に重要な兵器システムの一つとみられている、レーダーに探知されにくいステルス爆撃機小型機群の状況を最近ごまかしていた。
米空軍は世界最大規模の160機の長距離爆撃機を保有しているが、そのうち最新鋭のB-2は20機だけだ。B-2はレーダーの探知を大幅に回避できる。米空軍は最大の空軍基地であるグアムに12機のB-2を配備、そこは太平洋地域で最大の兵器庫となっている。
08年、B-2がグアムで墜落、ステルス機群の数が現在の数にまで減った。事故発生後、評論家の多くが高価な作戦機を減らして作戦能力の向上に力を集中するべきだと指摘。