インド外務省の招聘で8月初め、解放軍報の高吉全記者は中国報道代表団の一員としてインドを訪問、外交、国防、IT、メディア、金融、教育など多岐にわたる分野を視察し、インドに対する理解を深めた。
◇急成長する経済
インドの首都・ボンベイ
インドの今年の経済成長率はすでに8.5%に達している。モルガン・スタンレーの専門家は、今後3年から5年でインドの成長速度は中国を上回ると予測する。次の20~25年は世界の主要経済国の中でインドの成長が最も速いだろう。だとすると、インド経済は中国を抜くのか?
2020年の時点でインドの中間年齢はわずか28歳、中国は37歳。インドの労働人口は1億3600万人増えるが、中国は230万人しか増えない。37歳と28歳の競争では、特に若者のイノベーションが強調される知的経済時代において、インドは強みを持っている。
また、インドは知財権保護などの方面に力を入れており、これもハイテク技術分野で世界的企業を多数輩出することにつながっている。
一方、インドの市場改革は出足が遅れ、基礎が弱く、GDPは中国の4分の1にすぎない上、識字率はわずか66%と中国の93%を大きく下回る。これがインドの弱点だ。様々な要素を統合してインドが中国を抜くか、今後注目していきたい。
◇インド式の民主