ブルームバーグの報道によれば、インドのNPCI (Nuclear Power Corp. of India)は、EUの金融機関から57億米ドルの貸付を受け、世界最大級の原子力発電所を建設すると発表したという。
このインド国有会社のCFOを勤めるJagdeep Ghai氏は、21日メディアに対し、現在、スペインのBSCH(サンタンデール・セントラル・イスパノ銀行)、フランスのBNPパリバ、香港のHSBC(香港上海滙豐銀行)を含む12社のEUの銀行と貸付について商談中だという。
この貸付金には、フランスの取引信用保険専門の保険会社であるコファスが担保を提供する。インドは、日本の福島原発事故を危惧することなく、原発での電力供給不足による停電を減らすことを望んでいる。フランスのアレヴァ社がジャイタプール原子力発電所に原子炉を提供する予定。2008年に解除された30年間の原子力設備燃料輸送禁止後、インドが海外技術を導入して建設する初めての原発となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月22日