◇新しい安全観を提唱
中国は相互信頼、相互利益、平等、協力の新安全観を提唱し、総合的で共通、連携した安全の実現を目指す。
総合的な安全に力を入れる。新しい歴史的条件のもとで、伝統的・非伝統的な安全の脅威が入り混じり、安全の内包は多くの分野に広がっている。国際社会は総合的な安全観を強化し、総合的な施策、問題の根本からの解決を進め、直面する様々な安全面の試練に共同で対処する必要がある。
共通の安全を追求。経済のグローバル化が進む中で、各国は苦楽を共にする運命にあり、国際社会は共通の安全意識を強め、自国の安全だけでなく、他国の安全も尊重すべきである。冷戦思想と同盟対抗をなくし、多国間協力を通して共通の安全を守り、衝突と紛争を協力して防ぐ必要がある。国連の世界平和・安全の維持における役割を十分に発揮し、公平で効果的な共通の安全保障メカニズムを構築する。
連携した安全を促進。戦争と対抗は「暴力には暴力で対抗する」という悪循環しかもたらさないが、対話と交渉は争いを解決する唯一の効果的で確かな方法である。協力で平和をはかり、協力で安全を維持し、協力で争いをなくし、協力で調和をとり、武力の使用や武力での威嚇に反対する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月6日