温家宝総理は6日、日本の野田佳彦首相と電話会談を行った。
温総理は野田氏の首相就任に祝意を表すとともに次のように述べた。中日は一衣帯水の隣国で、広い分野で利益をともにしており、両国関係の長期的安定と健全な発展の維持は両国人民の幸福増進、アジアさらには世界の平和と繁栄の促進に役立つ。中国政府は次のように願っている。日本の新内閣とともに、中日間の四つの政治文書の原則を堅持し、ハイレベルの交流を続ける。各分野の交流・協力を積極的に拡大し、地域的、国際的問題で協調・協力を緊密にする。中日国交正常化40周年を契機とし、両国の戦略的互恵関係の新たな進展をはかる。
温総理は日本の地震・津波被災地人民が一日も早く郷土を再建し、安定した生活を送ることを願っていると述べた。
野田首相は日本の震災救援・復興活動に対する中国政府と人民の援助、支持に感謝するとともに、日本の新内閣は日中関係を最も重要な二国間関係の一つと考えており、中国とともにハイレベル交流を緊密にし、震災復興、観光、海洋などの面の協力と青少年交流を強化し、国交正常化40周年を十分生かし、両国民の相互理解と友誼を増進し、日中の戦略的互恵関係を前進させることを願っていると述べた。
「新華網日本語」より 2011年9月7日