この22DDHは、正規空母への改造が充分可能であることが注視されている。ヘリ5機が同時発着艦できる全通甲板を少し整備すれば、約250メートルの滑走路ができあがる。この大規模な戦艦「ヘリコプター搭載護衛艦」を、時事通信社および毎日新聞は、「ヘリ空母」と称している。
「護衛艦」がいつの間にか「ヘリ空母」に位置付けられている事に関して、防衛省および日本のマスコミは、空母保有国となった中国への脅威論を掲げ、ここぞとばかりに軍事力拡大の必要性を説いている。時事通信社は、防衛省海上幕僚監部の官僚の発言を取り上げ、「中国の海上発射型巡航ミサイルの攻撃力は着々とレベルアップしている。日本はこれに対し、ヘリコプターによる巡視を行なう必要がある」と謳っている。毎日新聞は「中国の潜水艦は着実に戦闘力を付けてきている。新造される次世代護衛艦は対潜水艦戦能力に秀でている」と述べている。
専門家の意見
日本「軽空母」、アジア最先端