また、米軍の先端装備を買えることが日本の空母開発を後押ししている。日本の空母建造技術がこれほどレベルアップしたのは、日本が持つ建造技術や経験も要素にあるが、それよりも米軍の兵器・装備の導入による所が大きい。
メディアが伝えた内容によると、「22DDH」には米レイセオン社製対空システム「SeaRAM」が搭載されるという。「SeaRAM」の対空ミサイルは中~短射程距離においてその戦闘力を存分に発揮してくれる。この対空システムが米海軍以外の艦艇に搭載されたのは初めてである。米国の協力があるのとないのとでは雲泥の違いが出る。米国はハイテクおよびセンシティブな兵器・装備の国外販売に対し非常に慎重な態度を崩さない。金があるからといって誰もが米軍の兵器・装備を買える訳ではないのである。
また、空母開発において日本は累積された経験を有している。空母運用にたゆまぬ努力を重ね、多くの経験を積んできている。