資料写真:今年8月に試験航行を完成した中国の1番艦はまだベールを脱いでいない
同紙はさらに「一般的には、南中国海海域は南海艦隊が担当するが、その職責範囲には西沙諸島、南沙諸島を中心とする問題の地域が含まれている。空母はこの混合艦隊に編入されるが、指揮権は中央軍事委員会に属する。このことから空母は弾道ミサイルをもつ第二砲兵部隊と同等の戦略的資産とみなされている」と伝えると、西側の主流メディアがすぐにこれを転載した。
中国国防部は昨日の記者会見で第4艦隊の建設を遠まわしに否定した。香港のテレビ局・鳳凰衛視は7日の番組で「中国初の空母は確かに中国の第4艦隊に所属するが、この第4艦隊は海外メディアが想像するようなものではなく、すでに何年も前に誕生しており、新しく建設するものでも、暫定的なものでもない」と伝えた。
中国海軍には3つの艦隊の他に独立した艦艇部隊がある。これは中国海軍の訓練艦隊で、つまり「第4艦隊」ということだ。同訓練艦隊は海軍大連艦艇学院に所属し、実力的には3大艦隊に及ばないが、その規模はかなりのものだ。
今年7月末、中国国防部は空母1番艦は訓練と試験に使用すると正式に発表した。この情報から、中国の1番艦は就役後は訓練艦として位置づけられ、中国海軍訓練艦隊の新メンバーになることは明らかだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月29日