◇日本メディア:北方四島の占領は4日で可能 露軍の守備はかかしのよう
日本の計算によると、陸上・海上・航空自衛隊を利用して南クリル諸島、中でも面積の大きい択捉島と国後島を攻撃するのは、わずか4日で可能だ。一方、ロシアメディアは、ロシア軍の現在の能力からすると1日しか耐えられないと見ている。
択捉島は南クリル諸島の中で最も大きく、面積は約3000平方キロメートルに及ぶ。山々が連なり(最高標高は1500メートルを超える)、森林が広がり、近海には豊富な海産物がある。
1991年のソ連崩壊後、南クリル諸島の防衛力は大幅に低下した。その理由は2つある。1つは遠くて補給が不便だったため、もう1つは老朽化した装備がすぐに更新されなかったためだ。地上部隊については、島に2つの部隊、5000人しかおらず、対岸の日本と比べると大きな差があった。日本には少なくとも3つの師団級部隊、6万人がいた。
戦闘機の数も日本のわずか3分の2だった。ロシアがこのときにカムチャツカ半島で行った演習では、弾が一発も命中しないという想像を絶する結果となった。これは、ロシアが「失敗」と認めた数少ない演習である。
昔から、島の戦略的価値は、一国の経済利益だけにとどまらず、障害にもなってきた。南クリル諸島を所有すれば、ロシアは日米との関係で有利な立場に立つことができる。ここから、日露両国の領土問題をめぐる姿勢は今後も変わらないと予想できる。
国後島は南クリル諸島の中で2番目に大きい島で、面積は約1498平方キロメートルに及ぶ。島には、南クリル諸島で最高峰となる標高1822メートルの爺爺岳や、ロシアの村がある。
国後島
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年10月20日