中国の胡錦涛国家主席は3日、フランスのカンヌで開かれた主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席し、重要な談話を発表した。この2日間で海外メディアは次々と論説を発表し、主要20カ国・地域が助け合い、ウィンウィンの精神に則って、世界経済の成長と金融安定に尽力すべきだという胡主席の主張を盛んに取り上げている。
ロイター通信は報道で「胡錦涛氏はサミットを通じて、成長と安定を守るという明確なシグナルを国際社会に伝えようとしている」と指摘した。
フランスの日刊紙フィガロ (Le Figaro) の記事は「胡錦涛氏は談話の中で、ヨーロッパが危機を乗り越えることに対する信頼感を表明した」としている。
韓国の聯合ニュースは「胡錦涛氏は世界的な経済成長と金融の安定を促すため、各国が具体的な食い違いと一時的な損得を乗り越えて、危機を乗り越える手立てと発展を実現するための正しいルートを共に模索すべきだと強調した」と報道した。
「中国国際放送局 日本語部」より 2011年11月5日