日本は10日、大分県で大規模な軍事訓練を行う。これまでと違う軍事訓練に注目が集まっている。
まずこれまでと違う点は、ごう音による市民への迷惑を顧みなかったことだ。これまでの訓練はほとんど海域で行われ、できるだけ市民に迷惑をかけないよう配慮してきた。戦後、「平和憲法」を施行する日本は常に低調に軍事活動を行ってきた。毎年富士山のふもとで行う軍事訓練にしても、事前に貼り紙で告示し、地元住民に銃砲による「騒音」への理解を求めている。
しかし今回日本は、北部から90式大型戦車など40両以上の戦車を民間の交通機関まで使って輸送した。報道によると、戦車通過時の騒音は107デシベルにのぼる。6日夜10時すぎ、北海道千歳市の市民50人が戦車が走行する公道脇で抗議活動を行い、「戦車の公道自走訓練反対」とシュプレヒコールを上げた。ある市民は「音と振動が大きくてびっくりした」と話した。
日本の軍部は、抗議があることは百も承知で、ごう音で市民の「国防意識」を喚起し、次の戦争に向け、国民に心の準備、感情的準備、行為上の準備を促す狙いがあるのかもしれない。
◇明らかに中国を仮想敵国に