陸自の戦車を北海道から九州に輸送
共同通信社の報道によると、陸上自衛隊は、「協同転地演習」に参加する戦車・装甲車を民間の列車やフェリーを使って北海道から大分県に運ぶ作業を始めた。装甲車は、札幌市白石区にある札幌貨物ターミナルで列車に積み込まれた。
陸上自衛隊の関係者によると、北海道の部隊を九州に大規模に移動させることはこれが初めて。今回の演習は、政府が昨年策定した『防衛大綱』で打ち出した「動的防衛力」を具体化する狙いがあり、JR貨物や民間のフェリー会社との協調も課題となっている。
演習は12月上旬まで続く予定で、千歳市に駐屯する第7師団の約410人が参加する。計120台の90式戦車、装甲車などが大分県の日出生台演習場に向かい、実弾射撃訓練に参加する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年10月31日