ダーバン会議開幕 BASIC4カ国、先進国に確かな行動促す

ダーバン会議開幕 BASIC4カ国、先進国に確かな行動促す。 気候変動枠組み条約第17回締約国会議(COP17)および京都議定書第7回締約国会合(CMP7)が現地時間の28日午前、南アフリカ・ダーバンで開幕した。中国代表団副団長で国家発展改革委員会気候変動対応司司長の蘇偉代表はBASIC4カ国( 中国、インド、ブラジル、南アフリカ)の立場を説明し、先進国に「理想的かつ有力な温室効果ガスの排出削減目標」の設定を求め、「公的資金」をいち早く「グリーン気候基金(GCF)」に投入するべきだとの考えを示した…

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発信時間: 2011-11-29 17:03:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

気候変動枠組み条約第17回締約国会議(COP17)および京都議定書第7回締約国会合(CMP7)が現地時間の28日午前、南アフリカ・ダーバンで開幕した。中国代表団副団長で国家発展改革委員会気候変動対応司司長の蘇偉代表はBASIC4カ国( 中国、インド、ブラジル、南アフリカ)の立場を説明し、先進国に「理想的かつ有力な温室効果ガスの排出削減目標」の設定を求め、「公的資金」をいち早く「グリーン気候基金(GCF)」に投入するべきだとの考えを示した。

G77+中国の重要メンバーである中国、ブラジル、南アフリカ、インドの新興大国は国際交渉において発展途上国の利益を守る中堅の力となっている。蘇代表は「同4カ国は今年、南アフリカのダーバン会議開催を全力で支持し、積極的かつ有益な成果が出るよう後押しする」と語った。

蘇代表はまた、ダーバン会議は公平で「共通だが差異ある責任」の原則と各自の能力、ツイントラック・アプローチに基づき、「バリ行動計画」に取り組み、広範で公平かつバランスのとれた成果を目指し、「国連気候変動枠組条約」と「京都議定書」の全面的・有効的・持続的実行を促進するべきだとした。「京都議定書」は国連気候交渉の礎石で、議定書の第二約束期間はダーバン会議が成功を収める最優先任務となる。同会議では、カンクン会議の決定に着手し、バリ行動計画の未解決問題を話し合いで解決しなければならない。

「BASIC4カ国は多くの発展途上国の声を代表している。BASIC4カ国は独立したグループではなく、発展途上国の一部であり、G77+中国の重要な構成部分でもある。BASIC4カ国が代表しているのは多くの発展途上国の利益だ」と蘇代表は訴える。

発展途上国の主な関心事は資金問題だ。BASIC4カ国を含む発展途上国は現在先進国に対し、09年のコペンハーゲン合意での、2012年までに300億ドルの支援提供という約束を直ちに実行に移し、2020年まで年間1000億ドルの資金を動員する約束を守るよう求めている。

蘇代表は、ダーバン会議では「グリーン気候基金」の決定を推進し、発展途上国が十分な資金的支援を得られるよう、先進国は「公的資金」を同基金に投入するべきだと主張、「各国がどんな立場であろうと、ダーバン会議で積極的かつ有益な成果を収めたいという思いは共通だ。多国間交渉では相手の要求を考慮する必要がある。交渉や協議を通じて信頼増進、疑問解消、対立縮小、共通認識拡大を図ることが、多国間交渉の本来の意義だ」と言及した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月29日

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